3行で要約すると…
・フィリピン軍、パラワン沖の中国船の領海主権を否定。
・中国海警局の発言に対し、フィリピン軍は国際法を根拠に反論。
・フィリピンは、領土保護と軍の補給任務を続ける決意を示す。
記事の感想
日本にとっては全く他人事ではない中国の領海侵犯。すでに国際裁判所でも判決がでているにも関わらず、中国のめちゃくちゃな言い分。この点には関して怖いのがフィリピン国内ではその危険性などがニュースなどでも伝わってないことです。中国の意図に危機感を持っているフィリピン人はかなり少ない印象なので、こういった記事がもっとフィリピンでも伝わって欲しいところです。
1. 主権主張の否定
フィリピン軍は10月7日、中国のアユンギン・ショール(中国名: 仁爱礁)に対する「不可論の主権」主張を否定しました。アユンギン・ショールは、スプラトリー諸島に位置する沈没した珊瑚礁で、パラワン島の西方105海里に位置しています。フィリピン軍のスポークスパーソン、Medel Aguilar大佐は、「不可論」という言葉自体が議論の余地があると述べ、国際法(国連海洋法条約、UNCLOS)に基づき、中国にはこの領域に主権はないと指摘しました。
2. 中国の主張とフィリピンの反応
中国海警局のスポークスパーソン、Gan Yu氏は、フィリピンの2隻の補給船と2隻の沿岸警備船が中国政府の許可なく中国の南沙群島の仁爱礁の隣接水域に侵入したと主張しました。これに対し、Aguilar大佐は、2016年7月12日のハーグの常設仲裁裁判所の判決に言及し、中国の主張はすでに無効であると宣言されていると反論しました。
3. 補給任務の増加
Aguilar大佐は、アユンギン・ショールに展開された軍事人員のニーズに対応するために、補給任務が「より頻繁に」行われていると述べました。フィリピン国家西フィリピン海任務部隊(NTF-WPS)は、BRP Sierra Madre(LT-57)艦上の軍事人員のために別の成功したローテーションおよび補給(RORE)任務が実施されたと発表しました。NTF-WPSは、この任務がWesComおよびフィリピン沿岸警備隊の連携により、大統領Ferdinand R. Marcos Jr.の指示に基づいて実施されたと付け加えました。
4. 中国の妨害行為
NTF-WPSは、大量の中国海警局と中国海上民兵の船舶が「RORE任務を妨害し、邪魔し、干渉しようとした」にもかかわらず、任務は成功したと述べました。フィリピンの補給任務とBRP Sierra Madreの保守作業は、国内および国際法に基づいて定期的に行われており、フィリピン軍の安全と福祉を確保するものとされています。


