3行に要約すると…
・フィリピン国立エイズ対策協議会(PNAC)が初のHIVサミットを開催
・2023年末までにHIV感染者数は189,000人に達する可能性がある
・2022年には、1日あたり49件の新たな診断が出ている
1.HIVとの戦いを共有し、差別に立ち向かう初のHIVサミット
フィリピン国立エイズ対策協議会(PNAC)は、病気とそれに関連する差別に対処するための協力を促進する目的で、初のHIVサミットを開催しました。昨年のHIV啓発プログラムでは、HIVと共に生き、エイズで亡くなった人々の困難を追悼するためのキャンドルライトセレモニーが行われました。
2.フィリピンのHIV対策:具体的な目標と戦略
保健省(DOH)次官のマリア・フランシア・ラクサマナ氏によれば、中期的な計画として「95-95-95」の目標が掲げられています。これはHIVに感染している人の95%を診断/発見し、HIV陽性者の95%に抗レトロウイルス療法を提供し、治療を受けている人々の95%でウイルスの抑制を達成することを目指しています。ラクサマナ氏は、この目標を達成するためには、情報と治療へのアクセスを特にデジタルプラットフォームを通じて増やすことが必要だと強調しました。
3.HIV感染者数の増加:現状と課題
DOHのノエル・パライパヨン氏によると、2023年末までにHIV感染者数は189,000人に達する可能性があり、今後数年でこの数は倍増すると予想されています。2022年には、1日あたり49件の新たな診断が出ており、これは2011年の6件から大幅に増加しています。このうち、男性同士の性的接触、性の労働者、薬物を注射する人々、トランスジェンダーの女性など、主要な集団での感染が多いと指摘されています。
4.統計よりも人々の命を救うためのアクションへ
ラクサマナ氏は、統計や障壁に焦点を当てるのではなく、国の政府機関等が病気やその治療に関する重要な知識を共有することで、人々の命を救う手助けをすべきだと述べました。危険薬物対策委員会のカタリノ・クイ議長は、エイズの予防およびHIV感染者の治療とケアに関するPNACの多分野間のアプローチを全面的にサポートしていると強調しました。


