3行で要約すると…
・フィリピンの経済成長は2023年第3四半期において6%に加速すると予測されています。
・この成長は主に政府の支出増加によって推進される見込みです。
・一方で、高インフレーションと高利率は消費者支出を減少させ、借入コストを増加させる可能性があり、経済の減速を招く恐れがあります。
記事の感想
フィリピンは経済成長ばかりに目がいきがちですが、インフレが起きています。インフレと賃金の上昇はセットでないと国民の生活は苦しくなるばかりで、いつかは消費控えが起きてしまう可能性も否定出来ません。海外の仕事をリモートで受ける人々が増えれば消費も増えていくので、国内の仕事で賃金が安いのであれば海外に取りに行く気概が必要です。
フィリピンの経済は2023年の第3四半期において加速する見込みで、リザル商業銀行(RCBC)のチーフエコノミスト、マイケル・リカフォート氏は、この四半期の経済成長率は6%に達すると予測しています。
1. 政府支出の増加
リカフォート氏によれば、フィリピンのGDP(国内総生産)の成長は、特にインフラストラクチャーに対する国家政府のキャッチアップ支出に支えられるとのことです。2023年初頭の一部の未支出の後、政府は経済成長を加速させるために、第2四半期の最終消費支出を増加させると以前に誓約していました。
2. 海外フィリピン人労働者(OFW)の送金と雇用データ
政府の支出の増加の他にも、海外フィリピン人労働者(OFW)の送金と良好な雇用データも経済成長を支援するでしょう。リカフォート氏によれば、OFWの送金は近月において記録的な高さに達し、雇用データはパンデミック前のレベルに近づいています。
3. リスク要因
しかし、消費者支出を減少させ、借入コストを増加させる可能性がある高インフレーションと高利率は、経済の減速を招くリスク要因となる可能性があります。さらに、2022年以降の米国と他の先進国における利率引き上げの後に経済減速やリセッションが起こる可能性も成長のリスクとなります。
4. 2023年GDP見通しの修正
また、ファースト・メトロ投資コーポレーション(FMIC)とアジア太平洋大学(UA&P)は、別のレポートで2023年の経済成長の全年見通しを上方修正しました。彼らはフィリピン経済が5.8%成長すると予測し、以前の5.5%の予測よりも高くなっています。


