【2025年最新版】フィリピンの財閥徹底比較!

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フィリピンの経済を支える主要財閥について、日本人投資家やビジネス関係者に向けてわかりやすく解説します。
各財閥の特徴、影響力、業界内での位置づけを比較することで、フィリピン市場への理解を深めます。

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フィリピン財閥リスト

1. アヤラ・コーポレーション (Ayala Corporation)

設立: 1834年

主要業種: 不動産、銀行、通信、エネルギー

概要: アヤラ・コーポレーションは、フィリピン最古の財閥であり、1834年に設立されました。
創業以来、不動産業を中心に事業を拡大し、今日では銀行業、通信業、エネルギー事業にまでその影響力を広げています。

主な子会社:

アヤラランド (Ayala Land, Inc.): フィリピン最大の不動産開発会社であり、住宅、商業施設、オフィスビルの開発に強みがあります。

バンク・オブ・ザ・フィリピン・アイランズ (BPI): フィリピンで最も古い銀行の一つであり、国内外で広く利用されています。

グローブ・テレコム (Globe Telecom): フィリピンの主要通信会社の一つで、モバイル通信およびインターネットサービスを提供。

影響力と成長性: アヤラ・コーポレーションは、フィリピンの経済成長において重要な役割を果たしており、
その影響力は国内にとどまらず、国際市場にも広がっています。安定した収益基盤と多様な事業ポートフォリオにより、長期的な成長が期待されます。

2. サンミゲル・コーポレーション (San Miguel Corporation)

設立: 1890年

主要業種: 飲料、食品、エネルギー、インフラ

概要: サンミゲル・コーポレーションは、フィリピン最大級の多国籍企業で、ビール醸造業としてスタートしました。
現在では、飲料や食品事業だけでなく、エネルギーやインフラ分野にも事業を展開しています。

主な子会社:

サンミゲル・ビール (San Miguel Brewery): アジア最大級のビールメーカーであり、国内外で高いシェアを誇ります。

サンミゲル・フーズ (San Miguel Foods): 食品加工業界でのリーダー企業で、肉製品や加工食品を中心に展開。

サンミゲル・エナジー (San Miguel Energy Corporation): フィリピン国内で電力供給を行うエネルギー企業。

影響力と成長性: サンミゲル・コーポレーションは、フィリピンの経済発展に不可欠なインフラやエネルギー供給を担っており、
その影響力は非常に大きいです。新興市場への拡大や多角的な事業展開により、今後も持続的な成長が見込まれます。

3. SMインベストメンツ (SM Investments Corporation)

設立: 1958年

主要業種: 小売業、不動産、銀行

概要: SMインベストメンツは、フィリピン最大の小売業者であり、国内外に広がる巨大ショッピングモールを運営しています。
不動産開発や銀行業務にも事業を広げており、国内経済に大きな影響を与えています。

主な子会社:

SMプライム (SM Prime Holdings): フィリピン最大のショッピングモール開発および運営会社。

BDOユニバンク (BDO Unibank, Inc.): フィリピン最大の商業銀行であり、個人および企業向けに幅広い金融サービスを提供。

SMデベロップメント (SM Development Corporation): 住宅開発事業に特化し、国内で多数のプロジェクトを展開。

影響力と成長性: SMインベストメンツは、フィリピンの小売業および不動産業におけるリーダーであり、
経済成長に不可欠な存在です。国内需要の増加に伴い、同社の事業も拡大しており、今後の成長が期待されます。

4. JGサミット・ホールディングス (JG Summit Holdings, Inc.)

設立: 1957年

主要業種: 航空、銀行、食品、電力

概要: JGサミット・ホールディングスは、フィリピンの大手財閥の一つで、航空業界や食品業界で強力な存在感を持っています。
国内最大の格安航空会社セブパシフィックを運営しており、その他の多様な事業でも高いシェアを誇ります。

主な子会社:

セブパシフィック (Cebu Pacific): フィリピン最大の格安航空会社で、国内外の多くのルートを運行。

ユニバーサル・ロビナ (Universal Robina Corporation): 食品・飲料セクターのリーダー企業で、国内外での事業展開が進んでいます。

ロビンソンズ・ランド (Robinsons Land Corporation): フィリピンでの商業施設や住宅の開発に注力する不動産開発企業。

影響力と成長性: JGサミットは、航空、食品、不動産といった成長分野で事業を展開しており、
今後もフィリピン経済の発展に大きく寄与することが期待されています。国内市場での強力な基盤と国際展開により、持続的な成長が見込まれます。

5. メトロパシフィック・インベストメンツ (Metro Pacific Investments Corporation)

設立: 2006年

主要業種: インフラ、電力、ヘルスケア

概要: メトロパシフィック・インベストメンツは、フィリピンのインフラ開発において主要な役割を果たす企業で、
電力供給やヘルスケア事業にも積極的に参入しています。国内のインフラ需要に応えることで、着実に成長を続けています。

主な子会社:

メラルコ (Manila Electric Company): フィリピン最大の電力供給会社で、首都圏の電力供給を担っています。

メトロパシフィック・トールウェイズ (Metro Pacific Tollways Corporation): 国内の主要高速道路の建設・運営を担当。

マニラ・ウォーター (Manila Water Company, Inc.): マニラ首都圏の水供給および管理を行う企業。

影響力と成長性: メトロパシフィックは、フィリピンの経済発展において重要なインフラプロジェクトを担っており、
長期的な成長ポテンシャルがあります。特に、都市化の進展に伴うインフラ需要の増加が、今後の事業拡大を支えるでしょう。

6. ロペス・グループ (Lopez Group)

設立: 1928年

主要業種: メディア、電力、通信

概要: ロペス・グループは、フィリピンのメディア業界をリードする企業グループで、
国内で最も影響力のあるテレビネットワークABS-CBNを運営しています。また、電力供給や通信分野でも強力な事業を展開しています。

主な子会社:

ABS-CBN (ABS-CBN Corporation): フィリピン最大のメディア企業で、テレビ、ラジオ、オンラインメディアを運営。

ファースト・フィリピン・ホールディングス (First Philippine Holdings Corporation): 電力供給とインフラ開発に特化した企業で、再生可能エネルギーにも注力。

ベナス・ベンチュレス (Bayan Telecommunications): フィリピンの通信事業者で、国内市場で広く利用されている。

影響力と成長性: ロペス・グループは、フィリピンのメディアおよび公共サービス分野で重要な役割を果たしており、
その影響力は非常に大きいです。特に、再生可能エネルギーへの取り組みが今後の成長を支える要素となっています。

7. フィリップ・モリス・フォーチュン・タバコ (PMFTC Inc.)

設立: 2010年(合併後)

主要業種: タバコ

概要: PMFTCは、フィリピンのタバコ市場を支配する企業で、フィリップ・モリスとフォーチュン・タバコの合併によって設立されました。国内市場での圧倒的なシェアを持つ一方で、健康意識の高まりとともに、新たな事業展開も模索しています。

主なブランド:

マルボロ (Marlboro): 世界的に有名なタバコブランドで、フィリピン市場でも高いシェアを誇ります。

フォーチュン (Fortune): フィリピン国内で人気のタバコブランドで、価格帯を広くカバー。

影響力と成長性: タバコ市場の縮小傾向にある中で、PMFTCは新たな成長戦略として加熱式タバコや電子タバコ市場への参入を進めています。
既存の市場シェアを維持しつつ、新市場での拡大が期待されます。

8. アボイティス・エクイティ・ベンチャーズ (Aboitiz Equity Ventures)

設立: 1920年

主要業種: 電力、銀行、食品

概要: アボイティス・エクイティ・ベンチャーズは、フィリピンの電力供給業界で重要な役割を果たしている企業で、
その他にも銀行業や食品業など幅広い分野で事業を展開しています。フィリピン国内外での事業拡大に積極的です。

主な子会社:

アボイティス・パワー (Aboitiz Power Corporation): フィリピン最大級の電力供給会社で、再生可能エネルギーの分野にも注力。

ユニオンバンク (Union Bank of the Philippines): 国内でのデジタルバンキングに強みを持つ商業銀行。

フィルミコ (Pilmico Foods Corporation): 食品加工業界でのリーダー企業で、国内外で事業展開。

影響力と成長性: アボイティス・エクイティ・ベンチャーズは、電力供給の安定性と再生可能エネルギーへの積極的な投資により、長期的な成長が期待されます。特に、フィリピン国内のエネルギー需要の増加が同社の事業拡大を後押ししています。

9. メラルコ (Manila Electric Company)

設立: 1903年

主要業種: 電力供給

概要: メラルコは、フィリピン最大の電力供給会社であり、首都圏および周辺地域の電力供給を担当しています。
長い歴史を持ち、安定した供給能力と強固な顧客基盤を持つことで知られています。

事業内容:

電力供給: 首都圏を中心に、フィリピン国内の広範囲にわたる電力供給を行っています。

再生可能エネルギー: メラルコは、従来の火力発電に加え、再生可能エネルギーへのシフトを進めています。

影響力と成長性: メラルコは、フィリピン経済にとって不可欠な電力供給を担っており、その安定性と信頼性が評価されています。再生可能エネルギーへの転換により、今後の環境規制にも対応可能な体制を整えています。

10. LTグループ (LT Group, Inc.)

設立: 1947年

主要業種: 飲料、たばこ、銀行、不動産

概要: LTグループは、多岐にわたる事業を展開するフィリピンの大手コングロマリットです。
タバコ事業や飲料事業での強力な市場シェアを持ち、銀行業や不動産業にも事業を拡大しています。

主な子会社:

アジア・ブルワリー (Asia Brewery, Inc.): フィリピン国内での飲料製造業者で、ビールやソフトドリンクを製造。

フィリピンナショナルバンク (Philippine National Bank): 国内外で広く利用されている商業銀行。

タナイランズ (Tanduay Distillers, Inc.): 世界的に有名なラム酒ブランド「タンドゥアイ」を製造。

影響力と成長性: LTグループは、フィリピンの消費財市場で強力なポジションを持っており、特に飲料とタバコ事業が安定した収益を生んでいます。不動産と銀行業も今後の成長分野として期待されており、さらなる事業拡大が見込まれます。

最後に

今回はフィリピンの財閥について紹介させていただきました。
フィリピンの超富裕層の歴史について触れてみていかがでしたでしょうか。

日本人の方でたまにこのような財閥の方とお付き合いがあるという方がいらっしゃるのですが、
基本的にはほぼ会うのは不可能なので、もしかしたら騙されてしまっているかもしれません。

このようなビッグネームを使った詐欺もたまに聞くので、そう言った相談がありましたら公式ラインよりお問い合わせください

またフィリピンのことをもっとよく知るために英会話を勉強したいという方のために、オンライン英会話も提供しています。無料体験も行なっておりますので公式ラインまでお問い合わせください。

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この記事を書いた人

三橋 洋幸

1990年3月神奈川県厚木市生まれ。 2014年に起業し、日本では太陽光、民泊、物販などの事業を展開。 2017年よりフィリピンに移住し、現在はRestobar78とインフルエンサーのオンライン英会話OEM事業を運営。

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