フィリピン不動産購入で失敗!3つの失敗事例と対応策

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フィリピンの不動産市場は、近年急速に成長しており、外国人投資家にとっても魅力的な投資先となっています。

しかし、その一方で、フィリピンで不動産を購入する際にはさまざまなリスクが伴います。今回は、実際にフィリピンで不動産を購入したが、
予期せぬ問題に直面して失敗したという3つの実例を紹介します。
これらの事例を通じて、フィリピンでの不動産購入におけるリスクや注意点について考察していきます。

何かご不明な点などありましたら公式ラインよりお問い合わせください。

権利書の問題によるトラブル

日本でフィリピン人の奥さんと結婚し、老後にフィリピンに移住を考えていたAさんは、
マニラ市内の高級住宅地に中古のコンドミニアムを購入することを決意しました。現地の不動産エージェントから紹介された物件は、
立地や設備が非常に魅力的で、価格もそこまで高くはなかったため、Aさんはすぐに契約を交わしました。

問題発生:
しかし、購入手続きが進むにつれて、権利書の内容に不備があることが発覚しました。
過去の所有者との間で法的な争いが発生している可能性があるという問題が浮上したのです。
これにより、Aさんは購入手続きを一時停止せざるを得なくなり、最終的には物件の購入を断念しました。
しかし取得に向けて動いていた費用は全て無駄になってしまい、諸々の諸経費で20万ペソ程度を失ってしまいました

教訓:
フィリピンでは、不動産の所有権に関する法的な問題が多く、特にタイトルディスクリプションが正確でない場合があります。
購入前には必ず専門家や弁護士の助けを借りて、権利書の内容を徹底的に確認することが重要です。

施工品質の低さによるトラブル

Bさんはフィリピンでの投資を目的に、新築のコンドミニアムを購入しました。
デベロッパーは信頼性が高いとされる企業で、プロジェクトも複数の物件を手掛けていたため、Bさんは安心して契約を結びました。

問題発生:
しかし、完成後に物件を視察した際、建物の施工品質に問題があることが判明しました。壁にひび割れが見られたり、
配管設備が不十分であったりと、数々の欠陥が発見されたのです。デベロッパーにこれらの問題を指摘しましたが、
対応が遅く、修繕作業も満足のいくものではありませんでした。結果として、内覧希望者からも瑕疵を指摘され、
賃貸に出しても満足な収益を得ることができませんでした。

教訓:
フィリピンでは、施工品質が必ずしも保証されているわけではありません。新築物件を購入する際には、デベロッパーの信頼性だけでなく、
過去のプロジェクトの品質や評判を調査し、実際に建設中の物件を視察することが重要です。
また、契約書に修繕対応の保証を明記することもリスクを減らす手段となります。

物件管理の不備によるトラブル

Cさんはフィリピンでの長期的な収益を見込んで、ビーチリゾート近くのコンドミニアムを購入しました。
物件は完成済みで、現地の管理会社が賃貸運営をサポートしてくれるということで、安心して投資を行いました。

問題発生:
ところが、管理会社の対応がずさんであったため、物件のメンテナンスが行き届かず、賃貸運営がスムーズに進みませんでした。
さらに、賃借人とのトラブルが発生しても管理会社が迅速に対応せず、Cさんは何度も現地に足を運ぶ羽目になりました。
最終的にCさんは管理会社を変更しましたが、その間に物件の価値は下がり、賃貸収益も減少してしまいました。

教訓:
フィリピンでは、物件の管理が適切に行われないケースが少なくありません。特に外国人投資家は現地に頻繁に訪れることが難しいため、
信頼できる管理会社を選ぶことが極めて重要です。管理会社の評判や過去の実績を確認し、契約内容を細かく確認することで、リスクを軽減できます。

最後に

フィリピンでの不動産購入には大きな可能性がある一方で、さまざまなリスクが伴います。今回紹介した3つの失敗事例は
タイトルディスクリプションの不備、施工品質の低さ、そして物件管理の不備といった、フィリピン特有の問題点を浮き彫りにしています。
これらの事例から学び、フィリピンで不動産を購入する際には、十分な調査と準備を行うことが成功への鍵となるでしょう。

特に、専門家の助けを借りること、信頼性のあるデベロッパーや管理会社を選ぶこと、そして契約内容を慎重に確認することが重要です。
フィリピンの不動産市場は魅力的である反面、慎重な対応が求められる市場でもあります。
これからフィリピンで不動産購入を検討している方は、今回の事例を参考にして、失敗しないように備えていただきたいと思います。

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この記事を書いた人

三橋 洋幸

1990年3月神奈川県厚木市生まれ。 2014年に起業し、日本では太陽光、民泊、物販などの事業を展開。 2017年よりフィリピンに移住し、現在はRestobar78とインフルエンサーのオンライン英会話OEM事業を運営。

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