フィリピン不動産詐欺の驚くべき実態と対策法

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フィリピンの経済成長に伴い、不動産市場も急速に発展しています。しかし、急激な市場拡大の影響で、不動産詐欺が増加しています。
この記事では、フィリピンでの不動産詐欺の実態と、詐欺から身を守るための対策について詳しく解説します。

何かご不明な点などありましたら公式ラインよりお問い合わせください。

DALL·E 2024 08 17 18.07.21 A realistic scene of a land scam in the Philippines. The background shows a tropical setting with blue skies palm trees and green fields. In the for

土地関連

まず大前提に日本人はフィリピンで土地を買うことが出来ません。
この前提を知らずに買ってしまう人が後を絶たないのですが、問題外なのでとりあえず置いておきます。

その上で奥さんの名義で土地を買う、友人や会社名義で土地を買う際にも以下のようなケースが発生するので、
十分注意しましょう

1.偽の物件情報の提供

存在しない物件や既に売却済みの物件を紹介されます。実際の現場が遠いという理由で実際の物件を見ずに契約や支払いを行ってしまうと
このような案件を掴まされてしまいます。日本でも地面師のニュースが流れましたが、そのような詐欺が未だに発生します。

2.偽の所有者や代理人の登場

これも定番ですが、所有者だと言っていた人が実際の所有者ではないケースです。親戚だったり、代理人だったりと様々なパターンがあります。
売主の名前と目の前の人が本当に同じ人間かを確認する必要があります。

3.複数の購入者に同じ物件を販売

販売人は実際にいても複数人に同じ物件を販売し、結局買えないというパターンもあります。
このケースは見極めが難しいですが、法的な書類をしっかり確認し、所有権の移転まで目を通す必要があります。

4.不正な書類の作成

市役所とグルになって所有権を偽装するケースもあります。書類も本物か確認しましょう。

DALL·E 2024 08 17 18.07.24 A realistic image depicting a condominium seminar scam in the Philippines. The background shows a seminar room in a hotel with high rise condominium m

コンドミニアム

1.存在しないコンドミニアムの販売

ある日本人投資家が、高級コンドミニアムのセミナーに参加しました。その場で契約を結び、全額支払いを行いました。
しかし、実際にはそのコンドミニアムは存在せず、販売会社も架空のものでした。

セミナーだけで購入するのは絶対にやめましょう。ちゃんと物件を確認し、ディベロッパーのオフィスにも行きましょう。

2.名義人の変更

実際にはフィリピン不動産が全く別人の名前で契約されていたり、不動産売買を仲介した会社の名前で契約されているケースがあります。
物件契約書を見れば明らかですが、巧妙に隠したりされるケースもあるので、書類をしっかり確認しましょう。

不動産詐欺への対策

物件視察:
実際に物件を訪れ、現地で確認することが重要です。物件の存在を確認し、近隣住民や現地の不動産業者から情報を収集することも有効です。

信頼できる不動産業者の利用:
私もフィリピンに8年間住んでいるので、誠実な業者が多くあるのを知っています。可能であれば2-3社比較して見るのが良いでしょう。
もしどういった業者がいいか不安であればお問い合わせいただければ優良な業者をご紹介します。

徹底した書類の確認:
契約書や所有権証明書など、すべての書類を慎重に確認することが必要です。不明な点があれば、弁護士や専門家に相談しましょう。

公証役場での契約手続き:
すべての契約は公証役場で行うことが望ましいです。公証役場での手続きにより、書類の正当性と契約の合法性を確認できます。

現地の不動産登記所での確認:
物件の所有権を確認するために、現地の不動産登記所で調査を行うことが重要です。これにより、所有権の真正性と物件の法的状況を把握できます。

適切な支払い方法の選択:
支払いは信頼できる銀行を通じて行うことが安全です。現金での支払いは避け、銀行送金やエスクローサービスを利用しましょう。

最後に

フィリピン不動産市場は魅力的ですが、詐欺のリスクも存在します。この記事で紹介した詐欺の手口と対策を参考に、慎重に取引を進めることが重要です。
信頼できるパートナーと共に十分な確認を行うことで、安全に不動産投資を行うことができますので、皆さんも参考にしてみてください。

フィリピンだからこういうものなのかな?と思うことは非常に危険なので、徹底確認をしてしっかり利益を狙いに行きましょう。

セカンドオピニオンが必要だなと思う方は公式ラインよりお問い合わせください!

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この記事を書いた人

三橋 洋幸

1990年3月神奈川県厚木市生まれ。 2014年に起業し、日本では太陽光、民泊、物販などの事業を展開。 2017年よりフィリピンに移住し、現在はRestobar78とインフルエンサーのオンライン英会話OEM事業を運営。

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